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定額減税が反映された住民税特別徴収税額決定通知書が届きはじめました

2024年05月16日
 
 こんにちは。名古屋市緑区の税理士 米津晋次です。

 令和6年度の住民税別徴収税額決定通知書が届きはじめました。

 特別徴収というのは、給与から天引きする、という意味です。

 従業員さんの住所の市区町村から、これから給与から天引きする住民税額の通知が勤務先にあるのです。

 定額減税があって、システム改修が必要になるので、もう少し遅いと思っていましたが、予想より早く届きました。





 例年の住民税額は、前年の所得から計算した住民税の年税額÷12ヶ月を6月から5月(6月は端数あり)で徴収です。

 たとえば、年税額が100,000円とすると、

・7月から来年5月は、100,000円÷12ヶ月=8,333円→8,300円(百円未満切捨て)

・6月に端数を集めますので、100,000円−8,300円×11ヶ月=8,700円
となります。


 しかし、今年度は定額減税があり、さらに6月の税額が0円になっています。

 たとえば、定額減税後の年税額が90,000円とすると、

・6月は、0円
・8月から来年5月は、90,000円÷11ヶ月=8,181円→8,100円(百円未満切捨て)
・7月に端数を集めますので、90,000円−8,100円×10ヶ月=9,000円
となります。


特に6月は住民税額は引かれないし、所得税の定額減税も始まりますから、手取りが増えそうです。

これが消費に結びつけばいいのですが・・・・



【投稿者:税理士 米津晋次
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