カテゴリー: ふるさと納税(税理士推薦)

住民税のふるさと納税控除額を必ず確認すべし

2016年08月24日
こんにちは。名古屋の税理士 米津です。

やはり起きた!住民税でのふるさと納税控除もれ



やはり起きました。
市町村での住民税計算時の「ふるさと納税控除」もれ。



昨日の新聞報道によると、
愛知県のA市が、ふるさと納税をした市民の一部に、本来なら控除される住民税が、市のミスで控除されていなかったと発表しました。

最も多い人で、約39万円の納付を余分に求められていたそうです。

住民税は、市町村が税額を計算して通知してくるしくみになっています。

住民税の計算が100%正しいかというと、そうとは言い切れません。

今回のように、ふるさと納税の控除もれがあったり、
よねづ税理士事務所のお客様では、償却資産税(固定資産税)での太陽光発電設備の特例が適用されていなかったことも発見しています。

ある程度、ご自身でチェックすることが大切です。

「ふるさと納税」控除もれも、まだ発覚していないだけで、ほかの市町村でもあるかもしれません。


ふるさと納税控除額の住民税での確認方法



確認しろと言われても・・・確認方法がわからない方がほとんどだと思います。

それでは、「ふるさと納税」が正しく控除されているか、自分でチェックする方法をお知らせしましょう。

【ワンストップ特例制度を選択された方】



まずは、昨年、確定申告なしで控除を受けられる「ワンストップ特例制度」を選択された方について、確認方法をお知らせします。

「ワンストップ特例制度」を選択していると、「ふるさと納税」の控除は住民税だけでされます。

所得税は関係ありません。

したがって、「ふるさと納税」が正しく控除されているかの確認は、比較的簡単です。

「ワンストップ特例制度」を選択しているのは、サラリーマンの方が多いと思います。

5月か6月に勤務先からもらった「住民税(市民税・県民税)の特別徴収税額の決定通知書」をご覧ください。

(名称や様式は市町村で多少異なります。住民税の計算明細がわかる書類のことです。)


出典:さとふるhttp://www.satofull.jp/static/quick-flow.php

その中の税額計算欄から

・「市町村」の「税額控除額」
・「都道府県」の「税額控除額」

の2つの金額を合計してください。

住宅ローン控除がない方は、その合計額が、「ふるさと納税額−2000円」と同額か、少し多くなっていればOKです。

同額にならないのは、調整控除などが含まれていることがあるからです。

住民税から住宅ローン控除も受けている方は、住宅ローン控除を除外して計算してください。
(ここでは、住宅ローン控除額の確認方法は省略いたします。)

【所得税の確定申告をした方】



所得税の確定申告で「ふるさと納税」をされた方の「ふるさと納税」控除の確認方法は、やや複雑です。

住民税だけでなく、所得税からも控除されているからです。

(1)住民税の控除額の確認



住民税については、上記の「ワンストップ特例制度」を選択した方と同じように、5月ごろ自宅に市町村から届いた住民税の課税明細から税額控除額の合計を計算してください。(下は名古屋市の様式です。)



名古屋市では、税額控除額の内訳が下に表示されているのでわかりやすいです。

内訳の表示がある場合には、「寄附金税額控除」の金額を使います。



(2)所得税の軽減額の確認



所得税での寄附金控除は、住民税のように税額控除ではなく所得控除ですので、「ふるさと納税」によって所得税がいくら安くなっているのかわかりにくいです。

確定申告を「ふるさと納税」だけの還付のためにした方は、還付額が所得税が安くなった金額です。

ところが、医療費控除など「ふるさと納税」以外についても還付申告をされた方や、個人事業者のように所得税の源泉徴収をされていない方は、「ふるさと納税」による所得税の軽減額がはっきりわかりません。

そのような方は、次の方法で、安くなったおおよその所得税額を計算してください。

1.確定申告書「第一表」または「第三表」の「課税される所得金額」という項目の金額を確認します。



2.次に、下記の所得税の速算表から、適用されている最高税率を求めます。


出典:国税庁「確定申告の手引」

たとえば、課税される所得金額が700万円の方であれば、「695万円超900万円以下」の欄の「C×0.23−636,000円」の「23%」となります。

※「課税される所得金額−寄附金控除額」が各等級の下限を切る場合には、ひとつ上の欄の税率を使った方がより近くなります。

3.確定申告書「第一表」の所得控除欄より「寄附金控除」の金額を確認します。

たとえば、50,000円ふるさと納税をしていれば、48,000円になっているはずです。



4.最後に、寄附金控除額に税率をかけて所得税の軽減額を計算します。

・寄附金控除額48,000円×所得税率23%=11,040円

(3)住民税控除額+所得税軽減額で確認



(1)の住民税控除額+(2)所得税軽減額が「ふるさと納税額-2000円」とほぼ同額か多ければ、ふるさと納税は市町村で正しく控除されていると確認できます。

もしかしたら、市町村で「ふるさと納税」控除もれ、という可能性もありますので、
「ふるさと納税」をされた方は、上記の方法で必ず確認してください。



12月までにチェック!ふるさと納税
ふるさと納税を一緒にやってみよう(準備編)
ふるさと納税を一緒にやってみよう(実践編)
《コラム》ふるさと納税の落とし穴に注意を!(その1)
《コラム》ふるさと納税の落とし穴に注意を!(その2)



※当ブログの記事は、投稿日現在の税制などに基づいております。
その後改正があった場合には、ブログの記事が最新の税制に適合していない場合もございます。
ご了承ください。(税理士 米津晋次)

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12月末までにチェック!:ふるさと納税

2015年12月10日
こんにちは。名古屋市緑区有松の税理士 米津晋次です。


いよいよ今年もあと20日ほどになりました。早いものですね。


さて、個人の税金の課税期間は、1月1日から12月31日です。

このあたりで、今年適用を受ける制度について、もう一度確認をするといい時期です。



確認すべきもののひとつとして、贈与があります。

次のミニコラムでもそのことについて触れています。

   →【ミニコラム】土地の生前贈与では贈与税だけでなく登記費用も考慮に!



それ以外に年末までに適用を受ける制度でチェックすべきものとして今回は

「ふるさと納税」

について書きたいと思います。


複数のお客様からも、最近ふるさと納税の限度を教えてほしい、という連絡をいただいています。


【ふるさと納税制度について再確認】


ふるさと納税の制度の概要はもうおわかりですね。


所得に応じた一定の限度額以内の寄付であれば、
わずか年間2000円の負担だけで、
寄付をした自治体から食料品などいろいろな返礼品を受け取ることができる、

というものです。






このブログでも、ふるさと納税について7月に紹介しました。

 →・ふるさと納税を一緒にやってみよう(準備編)

 →・ふるさと納税を一緒にやってみよう(実践編)



実際にやったという方はみえますでしょうか。

まだやっていない方、安心してください。充分間に合います。


【ふるさと納税のお得な限度額を知る】


ふるさと納税制度をお得に利用する基本は、

2000円の負担ですむ寄付金の限度額を知る

ことです。




でもその限度額の計算が大変です。

税理士である私もやりたくありません。(笑)



でも、簡単にわかる方法があります。


検索エンジンで

「ふるさと納税 2015 限度額」

といったキーワードで検索してみてください。




多くのサイトで、限度額の目安を計算できるようになっています。

※限度額の計算が今年から変更になっていますので、2015年(平成27年)改正対応しているか
チェックしてください。



給与収入だけの方は、今年はあと今月の給与と賞与ですから、
今年の給与収入がかなり正確に予測ができます。

したがって、ふるさと納税の限度額も、正確度が高い金額になります。



一方、事業所得や不動産所得がある方は、今年の予測は給与の方と比較すると難しいですね。


確定申告までまだ時間がありますので、集計を全くしていない方もみえるかもしれません。


そういう方は、昨年の所得をベースに、今年は昨年と較べてどんな感じなのかを考慮して、
今年の所得の予想をするといいでしょう。



また、限度額を計算するサイトで、事業所得などに対応していない場合は、

「給与所得控除後の金額」という欄に、所得金額を入力してください。

念のため、複数のサイトで計算してみると安全ですね。



こうして確認した限度額と、今年実際にふるさと納税をした寄付金額を比較してください。



まだまだ枠が残っているという方、今月中に納得できるまで寄付をしてください。


くれぐれも、欲張って限度額を超えてしまうことがないようにしましょう。


スケジュールも年末ギリギリではなく、余裕をもってやりましょう。



【ふるさと納税の注意点も最終確認】

ミニコラムでは、ふるさと納税の注意点について説明しています。

  →・【ミニコラム】ふるさと納税の落とし穴に注意を!(その1)

  →・【ミニコラム】ふるさと納税の落とし穴に注意を!(その2)

もう一度確認してください。


私も予想限度額の半分ぐらいしか寄付していません。

もう少しやってみたいと思います。

何をもらおうか探すのも楽しいですよ。








住民税のふるさと納税控除額を必ず確認すべし
ふるさと納税を一緒にやってみよう(準備編)
ふるさと納税を一緒にやってみよう(実践編)
《コラム》ふるさと納税の落とし穴に注意を!(その1)
《コラム》ふるさと納税の落とし穴に注意を!(その2)



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その後改正があった場合には、ブログの記事が最新の税制に適合していない場合もございます。
ご了承ください。(税理士 米津晋次)

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ふるさと納税を一緒にやってみよう(実践編)

2015年07月16日
こんにちは。名古屋の税理士 米津です。


お得とされている「ふるさと納税」を一緒にやってみましょう、ということで、前回は、「ふるさと納税」の準備について説明しました。

 →「ふるさと納税を一緒にやってみよう(準備編)」



今回はいよいよ実際に私がふるさと納税をした様子をご紹介しましょう。



■そうはいっても寄付金限度額は大事

前回の最後の方で、「最初の一つはあまり何も考えることなく、とにかく欲しいものでやってみる程度でいいでしょう。」とは書きましたが、一応簡単な家族の状況と収入による目安だけは見ておいてください。

いきなり多額が寄付をしてクレームになると困りますので。



■寄付する自治体を探す

返礼品の方針として、どちらかというと普段なかなか買えない贅沢品ももらう方向でいきたいと思います。
最初に狙うのは、「牛肉」です。寄付するのは無難に1万円。

インターネットで「ふるさと納税 牛肉 ランキング2015」で検索をかけてみました。
また、「ふるさと納税」のムック本も1冊購入してきました。こちらにも人気の自治体が紹介されています。


「牛肉」ランキング上位で紹介されていたのは、次の自治体です。(北から。寄付額はいずれも1万円)


・岩手県奥州市:前沢牛切り落とし500g
・秋田県湯沢市:A5ランク 三梨牛カタロース 500g
・山形県天童市:天童牛肩ロース(すき焼き用)、天童牛もも&肩ロースセット(焼き肉用)600g
・山形県米沢市:米沢牛すき焼き用400g
・山形県長井市:米沢牛すき焼き・しゃぶしゃぶ用450g
・山形県最上郡舟形町:A4ランク以上!山形牛 焼肉セット(モモ・カタ)各300g
・山形県最上郡最上町:「最上牛」特上カルビ + 赤身(焼き肉用)各300g
・茨城県常陸大宮市:瑞穂牛焼肉セット800g、瑞穂牛すきやきセット800g
・岐阜県各務原市:特選飛騨牛A5等級焼肉用500g
・兵庫県淡路市:淡路ビーフすき焼き用500g
・兵庫県神崎郡市川町:兵庫県市川和牛 得々セット(焼き肉用(肩・モモ)300g、すき焼き用(肩・モモ)400g)
・佐賀県伊万里市:伊万里牛カタ薄切り A5ランク700g、(42)伊万里牛モモ肉スライス A5ランク650g
・佐賀県玄海町:玄海町産黒毛和牛
・長崎県平戸市:特選平戸和牛250g


正直、どれを選んでいいのかわかりません。どれもおいしそうで。迷ってしまいました。



■結局選んだのはこの自治体

発想を転換して、なじみのある地元愛知県の自治体にしようということになり、
愛知県で牛肉を提供している自治体を探してみました。

「ふるさと納税 牛肉 愛知県」で検索・・・ありました。寄付額1万円なら次のところです。

・東浦町:東浦町産A5ランク黒毛和牛サーロインステーキ250g など
・安城市:安城和牛肉すき焼き用300g




牛肉の種類が多い東浦町に決定。

サーロインステーキ用は肉の枚数が1枚か2枚で家族で争いになりますので、焼肉用から

・No.003 東浦町産最高級A5ランク黒毛和牛 カタ・バラ・モモ肉 焼肉用(約400g)

を選ぶことに決めました。




■いよいよ申込み

「東浦町ふるさと寄付金」へアクセス

http://www.citydo.com/furusato/official/aichi/higashiura/




「特典一覧」をクリック



寄付額1万円の場合は、Aから1品選択することになります。「A」をクリック。



Aグループの一覧から「No.003 東浦町産最高級A5ランク黒毛和牛 カタ・バラ・モモ肉 焼肉用(約400g)」を選択。




「お申込みはこちら」をクリック



申込み方法を選択できます。「サイトの申込みフォームを使う」か「所定の寄附申請書」を使う」です。
もちろん「申込みフォームへ」をクリックします。




フォームに住所や氏名などを入力します。払込方法は手間のかからないクレジットカードを選択しました。




「希望する寄附の使い道」という項目があって、何に寄付金を使ってもしいのか指定できるのですね。
今回は「子供たちが健やかに生まれ育つための事業」を選択しました。


入力が完了したら「次へ進む」をクリック。




なぜだか、もう一度特産品を選択しないといけないようです。

「No.003」の口数に「1」を入力して「次に進む」をクリック



クレジットカード情報の入力になりました。情報を入力して「送信する」をクリック


「お申込み完了」の画面になりました。




メールが届いていることを確認しました。




メールに案内があったようにあとから送付してくる「寄附受領書」の保存を忘れないでください。

確定申告が不要になる「ワンストップ特例」を使う場合は、受領書と一緒に「申告特例申請書」も送付されてきますので、申請書に必要事項を記入して東浦町へ送付することも忘れないでください。

これで手続きは完了です。

あとは牛肉が届くのを待つだけ。楽しみです。



どうでしたでしょうか。申込み手続きは簡単ですよね。

地元愛知県の牛肉といったことで簡単に選択してしまいました。

量だけみれば、茨城県常陸大宮市なんか今回申し込んだ牛肉400gの2倍800gの肉を送ってくるのですからそちらの方がお得でしょうか。

寄付額を決めることだけは慎重にすべきですが、あとは気楽に楽しみながら特産品と自治体を選択すればいいと思います。

結構楽しいですよ。

ぜひやってみてください。

「まずやってみる!!」が大切です。









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12月までにチェック!ふるさと納税
ふるさと納税を一緒にやってみよう(準備編)
《コラム》ふるさと納税の落とし穴に注意を!(その1)
《コラム》ふるさと納税の落とし穴に注意を!(その2) ※当ブログの記事は、投稿日現在の税制などに基づいております。
その後改正があった場合には、ブログの記事が最新の税制に適合していない場合もございます。
ご了承ください。(税理士 米津晋次)

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